こんにちは。らむねです。
自分の子どもにも関わらず結婚もしない、認知もしないとなれば、
血の繋がりはあっても、法律上は「ただの他人」になってしまいます。
本来ならば・・・ちゃんと結婚・認知をしたかった。でも、それが出来ずに長い時を別々に過ごすことに
なってしまった。
今回はそんな親子のお話です。
反社会勢力に入り、妻も子どもも失った男が、生活を取り戻すまで
小川勇人さんは、現在警備会社で働く52歳。
結婚歴はありませんが、過去に同棲していた女性との間に娘(現在32歳)を1人授かりました。
10代から交際・同棲していた同い年の彼女・真理さんの妊娠が分かったのは
勇人さんが20歳のときでした。
勇人さんは小さい頃から素行が悪く、中学生の頃は地元で有名な不良でした。
悪いことや喧嘩ばかりを繰り返し、高校を退学……
ふらふらと街をぶらつき、その日暮らしの生活を送っていました。
そして不良仲間の先輩から反社会勢力へ誘われ、そのまま構成員になったのでした。
勇人さんはそこで偽ブランド品を売ったり、与えられた仕事をこなすことでお金を稼いでいました。
そうやって得たお金は、ギャンブルなどですぐに消えてしまう日々……。
彼女の真理さんがキャバクラで働きながら支えていました。
妊娠が分かった時、勇人さんはすぐに真理さんにプロポーズしました。
真理さんも勇人さんと一緒に子どもを育てていきたいと言いましたが、
真理さんの両親は反社会勢力の勇人さんとの結婚に大反対。
「結婚するなら、縁を切る」と両親に言われてしまいました。
一時期は駆け落ちも考えましたが、現金も貯金もない二人・・・。
真理さんが子どもを産むには現実的に考えて難しいと、勇人さんとの結婚を諦めて
実家に帰るしかありませんでした。
子どものために、別れる道を
確かに当時の勇人さんは国民年金や健康保険料の支払いを両親に任せている状態。
貯金も全くありませんでした。
それでも勇人さんは「すぐに、金をたくさん稼げるようになって、
必ず真理と子どもを迎えにいくから」と真理さんに約束するのでした。
しかし実家に帰った真理さんは、
「反社会勢力の父親がいると、その子どもにどんな迷惑がかかるのか」を懇々と聞かされていたので、
この時「勇人さんと一緒になることは出来ない」と決めていたのでした。
それからの勇人さんは、早く幹部になりたいと、お金を稼げるならなんにでも手を出しました。
しかし、納得のいく額をもらえることは少なく、徐々に勇人さんの生活は荒れていったのでした。
反社会勢力に入り、最愛の彼女と子どもを失ってしまった勇人さんが次にした行動とは?
(2019.07.08)